スリーパーズ  Sleepers 
 映 画
邦 題

スリーパーズ

原題

Sleepers

ジャンル

ノンフィクション(復讐劇)

監督

バリー・レヴィンソン

脚本

バリー・レヴィンソン/スティーブ・コリン

撮影

ミヒャエル・バルハウス

国・年度

米・1997-1997  147

AV

 構成が少年時代と青年期に分かれていて、少年4人の時代を描いたところまでは、どんどんスクリーンに引きずり込まれていったが、カットバックが多用され、あれもこれも云いたいことが沢山ありすぎ全く冗漫になってしまった。またキャスティングの豪華さが、個性のぶつかり合いになってしまい作品としては裏目に出てしまった。ジェーソン・パトリックは新鮮でよかったが、ブラッド・ビットはどこか役どころが決まってないし、デニーロもいつものパターンでマンネリ、ダスティ・ホフマンにおいては、何もあんたがやることはないのじゃないのといった役どころ。ケヴィン・ベーコンにいたってはひたすら不快感を残すだけ・・・。特筆すれば、ブラッド・ビットの少年時代を演じたブラッド・レンフロの清々しい雰囲気と達者な演技に見とれてしまったことぐらいか・・・。

【解説】
1960年代。ニューヨークはマンハッタンの西側35丁目から56丁目あたりは地獄の調理場(ヘルズ・キッチン)と呼ばれ、この街の中で、貧しくも強い友情で結ばれた4人の少年達はいつも一緒だった。小柄だが気の強いジョン、穏やかだでおとなしいトミー、読書好きで年下のシェイクス、そしてグループのリーダーで学業も優秀なマイケル。街のボス・ベニー。今は酒場の主人におさまっているが元マフィアの顔役。4人は時々、小遣い稼ぎをさせてもらっていた。ボビー神父は少年達の良き相談相手。昔は街のチンピラだったが、今では優しい理解者である。これらの人々に囲まれながらも少年達は幸せだった。あの夏の日までは・・・。1967年夏、その日はとても暑い日だった。4人は暑さを紛らわせるようと何時ものゲームを始める。しかし、ほんの軽い悪戯から傷害事件を起こし少年院に送られてしまう。そこで残忍な看守等に数々の恥辱と暴行をを受け一生消えない心の傷を負った。やがて4人はそれぞれの道に進む。ジョンとトミーは殺し屋に、シェイクスは新聞記者に、そしてグループのリーダー、マイケルは地方検事補となった。ある時ジョンとトミーの2人は偶然酒場で看守のひとりノークスを見つけ撃ち殺してしまう。その時から彼等の復讐計画が開始された。それは忌まわしい過去への清算のときだった。本作の主人公でストーリー・テラーでもあるシェイクス役のジェイソン・パトリックはこの作品の好演により次回作に「スピード2」の主役に決定した期待のニュースターだ。マイケルの少年時代を演じる「依頼人」「マイ・フレンド・フォーエバー」の若手スター、ブラッド・レンフル。その他、アル中のロートル弁護士スナイダーにD・ホフマンとハリウッド最高の顔ぶれだ。(映画パンフレットより)
【配役】
シェイクス・・・少年時代ジョー・ペリーノ、
ジェイソン・パトリック/マイケル・・・少年時代ブラッド・レンフロ、ブラッド・ピット/ジョン・・・少年時代ジェフリー・ウィグダー、ロン・エルダード/トミー・・・少年時代ジョナサン・タッカー、ビリー・クラダップ/ボビー神父・・・ロバート・デ・ニーロ/ノークス・・・ケヴィン・ベーコン/街のボス・ベニー・・・ヴィットリオ・ガスマン/ロートル弁護士スナイダー・・・ダスティ・ホフマン/ミニー・ドライバー/ブルーノ・カービィ/テリー・キニー

 音 楽
音楽監督

ジョン・ウィリアムズ

主題曲・邦題

スリーパーズ

主題曲・原題

Sleepers

ジャンル

JAZZ&pops

作詞、作曲

サントラ

Sleepers( オリジナル・サントラ)

LP

CD

ポリグラム

【サントラ】
曲目リスト
1.ウイルキンソンのスリーパーズ/2.ヘルズ・キッチン/3.フットボール・ゲーム/4.告白/5.ウィルキンソン少年鑑別所/6.孤独な時間/7.復讐/8.マイケルの証人/9.性的虐待/10.ウィルキンソンでの最後の夜/11.ボビー神父の決断/12.回想/13.再会とフィナーレリーパーズ

【解説】
劇中では街のボス、キング・ベニーのお気に入りの歌という設定で、シェイクスがベニーの店に行ったとき、ドリス・デイのしっとりとした歌が酒場に流れている。そこでシェイクスが「またドリス・デイを?」と聞くと、ベニーが「彼女は良い・・・」とこたえる場面には、グッときた....

【挿入曲】
「All Alone」「I'll Never Stop Loving You」ドリス・デイ(vo)/「キャッチ・ア・ウェイブ」「グッド・バイブレーション」ビーチ・ボーイズほかダスティ・スプリングフィールド/ドノヴァンなど。

 小 説
邦 題

スリーパーズ

原題

Sleepers

ジャンル

ノンフィクション(復讐劇)

作者

ロレンゾ・カルカテラ

訳者

田口俊樹

出版年度

1992-1996.4

出版社

徳間書店

原作者のロレンゾ・カルカテル(KATE CARCATERRA)は、タイムス紙、ニューヨーク・デイリー・ニューズ紙の記者をした後、88年、TVのコンサルタント、90年から93年にかけては、CBSのマネージメント・エディターを務める。また、フリーライターとしてリポート記事や、著名人紹介記事を寄稿するかたわら、92年に殺人犯である実父との確執を描いたノンフィクションで作家デビューした。ロレンゾ・カルカテラ自らの体験に基づいて書いた「スリーパーズ」は2作目で、95年発売と同時に全米に一大センセーションを巻き起こした。実話として出版され、そのあまりの衝撃的な内容とリアルな描写は論議を呼び、またたく間に大ベストセラーになったが、本国では本当にノンフィクションなのか物議をかもした。 先入観なしで読み終えた感想はミステリー作品として十二分に満足できるものだった。ロレンゾの第3作は処女小説になる「APATCH」という作品だという。