平成14年12月 2002.12

1月20日(日)

 のめり込んでいます・・・

【20655日】

 大不況です・・・喘いでいます・・・凄まじい苦悶の声なき声が聞こえてきそうです・・・世の中の奇妙な気配に窒息しそうです。
新世紀はバラ色だと思うほど甘ちゃんではなかったが、2003年どうなってしまうのだろう。分からない、だから甘ちゃんなのだろうか?
そんな世の中であるからこそではないが、実に金のかからぬ趣味の世界にのめりこんでいる。以前からやっていたものだが、その趣味というのは俳句と、手紙コラージュ。まぁ〜金のかからないことといったらない。俳句はペンと紙さえあればどこであろうが句作に耽ることが出来、コラージュの方は道具が必要だが、その道具といっても鋏、カッター、のり、あとは安売りショップで売っているハガキ大の台紙、素材は新聞、折り込み広告、週刊、月刊グラビヤ誌、などなど何でもかんでも切り抜ければ切り、それぞれを張り合わせるだけであっという間に時間が過ぎてゆく。俳句の自信作を俳画風なコラージュに作るとこれがまた、なんとも良い姿の作品?に変貌してくれるのが嬉しい。永年掛けて製作したものを昨年末頃から友人たちに見せたところ、口うるさいことでは天下一品な連中たちにも、妙に評判が良く気分を良くして、ますますのめり込んでいる。それを絵手紙風にして友人知人におくったら・・・これまた評判がいい。
ならばネット上でも公開しようかと思い立ち、フォトショップを駆使して取り込んだところ、切り張りの立体感がすっかり損ね、なんとも薄っぺらな出来上がりに、こりゃだめだと断念した。しかしもう少し技量が上がればネット公開したい気持ちは止まないので、いま少し張り切ってやってみよう。そんなわけで最近ゴミの日に出されている雑誌に目が行ってしようがない。ゴミ出しマナーが行き届いたせいか、しっかりひもで結んである雑誌の束をほどいてまた妙な人種と間違われる恐れがあるし、持って帰りたくなる衝動を押さえるのが必死なのだ。

1月13日(月)

 夜を掛けて・・・

【20648日】

 原作者・梁石日、製作の秋本けい子さんを始め、音楽の朴保、俳優陣では唐十郎、李礼仙、大久保鷹、不和万作、六平直政、近童弐吉、三浦伸子、鳥山昌克、梶村ともみ、水上竜士さんなどなど、阿佐ヶ谷に縁のある役者が大挙出演している金守珍監督の映画「夜を掛けて」を新宿武蔵野館まで、和子と観に行った。前評判通りスクリーン上で大仰に騒ぎ立てる芝居仕立てな演技は、そのまま「新宿梁山泊」の舞台を彷彿とさせられた。また日頃顔見知りの知人たちが眼前のスクリーン上に、現れては消え消えては現れるそのことの戸惑いの方が強く、物語に入り込むにはかなりの時間を要してしまった。
映画は速いテンポと大騒ぎの中でどんどん展開するが、一度ストーリーに入り込んでしまえばじっくりとその世界に入り込める作品だった。映画の評価は、すでにそれぞれの人たちがさまざまな感想をいっているので、今さらながらとも思うが、あくまで簡潔な個人的な評価でいえば、邦画では「たそがれ清兵衛」についで大変goodな作品である!。しかし、あとに控えた関係各位の作品「壬生義士伝」「刑務所の中」「プリティーウーマン」、見逃してしまった「OUT」なども観なければならないので、この順位は不動ではあるまい。
この大阪アパッチ族に関しては数十年前に小松左京、開高健の作品を読んで知ってはいたが、梁石日の原作は、実際にそこに暮らした作家本人の実体験からきているという、これは是非とも読まずばならないだろう。しかし、うちの和子は梁石日の大ファンで作品はすべて読破しずらりと書庫に並んでいる。俺はといえば「タクシードライバー日記」を数頁読んだだけでギブアップした経験から、彼の作品はまだ一冊も読んでいないという、情けなさ。
それでなくとも、近年阿佐ヶ谷の住人として引っ越してきた作家・梁石日であるからには、近日中には読まざるをえないだろう。

1月7日(火)

 七草粥・・・

【20642日】

セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロと、春の七草はスラスラとでてくるのだが・・・
秋の七草を上げろと」言われると「ウ〜〜ム」これがなかなかでてこない。そして今日が年明け松が取れる七草粥の日なので、とりあえず七草擬きの粥を食べた。このセレモニーをすると何故か一年無病息災でいられるような気になるから、風習というものは不思議なものだ。
と調子こいて仕事始めの初日から、東京あど弁舎従業員数名と、傍系の店ケクー店主夫妻とがんがん飛ばして酒を戴いた。いや戴いたなどと言う上品さにはほど遠く、皆でわいわいわいわい飲んで騒いで疲れると、なんと朝の6時。やれやれ今年もとんだ幕開けになってしまった。