8月30日(土) 夏ばて 【20917日】 こんな妙な陽気の最中に、真剣こいて日記などを書いているヤツの気が知れない・・・たった数日の夏のためにすっかり夏ばて?これって夏ばてかなぁ! 8月23日(土) 最高温度 【20910日】 ぐんぐん上がりだした温度は今年一番の34度を記録。町を歩いていてもバイクで走っていても、もの凄い反射熱と降りかかる熱射にくたくたになってしまった。 8月14日(水) ミス・ブランデー 【20901日】 ブランデーと始めてあったのは、伊那に移住した旧友金森正雄の急死を知らされた昨年の4月10日。彼ら夫妻が営むカントリーキッチン「たまねぎ」だった。病院からお店に移され、通夜はそこで近隣近在の友人たちだけで済ませるということを知らされ、なにはともあれ数名の友人たちと車に便乗し現地に到着したのが、午後10時。伊那の街の灯もすっかり落ちた街道沿いに、ひときわ赤々と明かりが灯るカントリーキッチンたまねぎの店内は、ここは何処の国かと思われるほどさまざまな国籍の来客で溢れかえり、喧噪を極めた店の奥からはフラメンコギターの調べと歌声までが高らかに聞こえ、驚くことに踊りまくっている人もいた。店から弾きだされた人たちは路上で酒を飲みかわし、談笑している。まるでなにかのパーティ会場に紛れ込んでしまった錯覚さえする。友人の死という重い気持ちを抱えながらの車中で、着いたところがこの状態。あまりにも異彩なこの会場からは、とても友人の死を信じることは出来ず、店頭で呆然とする我ら東京組。 8月11日(日) エジソン・エンジン 【20898日】 今年も残すところ10月25〜26日の阿佐ヶ谷ジャズストリート二日間ライヴだけとなってしまったエジソン・エンジンは、その日かぎりで解散する。 8月7日(木) 白昼の出来事 【20894日】 我が家の近くにあるwサイクルという自転車屋は、ちょいとしたトラブルは無料修理。親切丁寧がモットーなのが気持ちよく、昔から矢野ケの御用達なのだ。 8月5日(火) 休息日 【20892日】 二日ばかりの太陽の恵みにはや音を上げかけたら、今日は夏の訪れの前ぶれである雷雨が凄まじく、国立はベッカムがサッカーに励み、神宮球場と俺は休息日。何気なく新聞のテレビ欄を見ていたら、7時からベッカムが入団したというサッカーチームが日本と戦うという。クソッ今日もまた夜の街から灯が消えるのか。 8月1日(金) 夏到来 【20888日】 やって来ました今年の夏が、蝉の声も聞こえるなんとも決まりよい8月1日。でも、梅雨明けの夏の知らせの雷も鳴っていないところを見るとまだかなぁ〜!
そういえば、久米宏が降板するとか、ニュースが流れてきた。でも、来年の三月のことだという、バカにするなそんな先のこと。この息苦しい世の中において騒ぐほどのことか、ばかばかしいと一息ついたら、その番組の後継があのバカうるさい絶叫男だという。想像しただけで、テレ朝の迷走ぶりにムカッ腹が立ってきた。ふと気が付けば、その番組の時間帯はほとんど仕事場にいる俺。なにも見もしないテレビに腹立ててもしかたがない。それにしてもニュース番組に、あの男かぁ!
そのとき店の中から人をかき分け路上の人に酒をせがむ、ひときわ悲嘆の色を濃くした外人娘が俺たちの前に現れた。それがカナダ人女性のブランデーだった。
その後知ったことだが、ブランデーは英語教師として日本に来たが、日本語のレッスンは数カ国語に堪能だった故金森正雄から受けてけていたという。
「マサは先生として凄く厳しかった。だけどマサはやさしかった ほんとうに日本のお父さんだった、かなしい」と、ストレートに心情を吐く人であった。
早いものであれからすでに1年数ヶ月の日々が経った。あれから数度にわたって催された「故人を偲ぶ会」に参加したが、そのときには、必ず彼女の姿があった。そして今日、最後のお別れのため金森正雄の墓参りを済ませ、故人の妻くーちゃんとともに阿佐ヶ谷にやってきた。というよりも、帰ってきたと俺は思いたい。
数日後に帰国を待つブランデー。この夜、誕生日を迎えたくーちゃんにアカペラでサラ・ヴォーンの曲を、素晴らしく達者なバースデーソングをもプレゼント。
同席した客も友人たちもジッと聴き入ると、この頃少し弱気なくーちゃんは思わず涙ぐむ。バースデーワインを開け、旧友金森正雄が置いていった酒器で乾杯!
「東京は冷たいと思ったけど、阿佐ヶ谷は村のようで素晴らしい。でもやっぱりブランデーはマサがいる伊那が最高、必ず帰ってくるよ」。素晴らしい女性です。
そして昨日の日曜日は、50回を数える阿佐ヶ谷七夕祭りの最終日であり、わが鈍我楽での第10回エジソン・エンジンライヴの日でもあった。
ゲストに迎える漫画家の高橋春男さんのリハに付き合うため、ライヴには3時間も早い時刻に家を出た。そして家に帰り着いたのが午前3時半。疲れたのだ。
今日も、前輪のどこからか耳障りな音がギコギコうるさく鳴るので、愛車の診断を仰ぎに行った。事情を話すと、油まみれになった若い店員さんが、坂道の途中にある店の前でドライバーとレンチを持ってあぁ〜でもないこぉ〜でもないと、いじくり回している。店頭でボォーとそれを見ていたオレの肩先すれすれに、片手にタバコを持った片手ハンドルのアブナ系強面あんちゃんが、猛スピードで坂道を駆け下りていく。クソッあぶねぇ〜じゃないかと歯ぎしりして見送ると、狭い路上を行き交う人たちの間をすり抜けていく姿はまるでレーサーのよう。そこへフラフラと自転車を漕ぎながら登坂を上がってきた中年女性。勢いつけて下ってくる片手ハンドルアブナ系自転車に恐れをなして急ブレーキをかけた。かけた瞬間自転車が路上に対して斜めに止まっった。それを避けようとした片手ハンドルアブナ系あんちゃんは、そのスピードのためフラフラ自転車を避けきれずガードレールに接触、思わぬほどの地響きをあげて右半身から路上に投げ出され。
俺は瞬時に小気味の良い快感が走った。さて、さすがのアブナ系強面あんちゃんも、大転倒の強打による痛みには堪えられないのだろう、自転車を抱え込んだかたちで地べたに張り付き身じろぎもしない。行き交う人たちの誰ひとりとして、彼を案じる気配も伺えない。件の中年女性もそそくさと自転車を押しながら、逃げるように坂を上がってくる。自転車屋の前でほくそ笑んでいる俺とすれ違いざま「あの人私のこと怒っているかしら、コワイ!」と、助けを求めてきた。
俺は即座に「へん!あんな危ない乗り方をしていれば天罰覿面!自業自得というヤツですよ」と、吐き捨てた。この言葉に元気を取り戻したこの女性、坂の下でやっとこさっとこ起き上がったアブナ系強面あんちゃんを確認した途端、突然自転車に跨り「そうよね」とひと言残して、先ほどのフラフラ走りが嘘のような猛スピードで、走り去っていった。見ればアブナ系強面あんちゃんも、すごすごと自転車を押しながら坂道を下っていく。胸の透くような白昼の出来事だったのだ。
などと思っているうちに、ドンガラガラガラ〜と雷が鳴り出し、凄い勢いで雨が降り出した。こりゃぁ〜楽しみにしていた神宮球場ヤクルト×阪神戦は中止だぁ。えぇ〜い大雨だわ、野球は中止だわ、サッカーで街に人が出てこないでは、踏んだり蹴ったりだと・・・いうことで、ことのついでに俺も仕事を休んだのだった。
先日近所の公園で、たった一匹鳴いている蝉の声を聞いた。なんともうらがなしいその声の主は、秋の知らせを運んでくるオシンツクツクとなく法師蝉なんだ。 なんんぼなんでも空耳なのかと疑ってしまったが、昨夜その話をデザイナーSさんに話したところ、彼も先日同じ声を聞いたというから、本当だったのだろう。 今日は、ミンミン蝉がここぞとばかりに鳴いている。読売新聞だったかのコラムで、この蝉の鳴き声を、ある農村地帯では「実入り実入り」と聞こえるのだということが書いてあった。前向きな発想だなぁ〜と思ったが、よくよく考えると、なんとも切実な農民の願いがこもっていることに、気付いてしまった。民民民!