10月

10月30日(金)

全面禁止

【21309】

 杉並区って区内全域歩きタバコ、ポイ捨て禁止になったらしい。らしいという確信のなさは、いわゆる「俺って杉並区民なのだけど聞いてないよ」というやつで、結構無責任。それを知ったのは今日。雨の善福寺川を愛犬しじみとの散歩の途中、いつも見慣れたベンチというベンチの背もたれに、結構ハデ目の色合いと大きさの【区内禁煙】のステッカーが貼りってあるのを見つけたからなのだ。それも昨日までそのステッカーの存在は、確認していない。ということは、昨日からそういうことになったと言うことと認識する次第なのである。まさか、禁煙派の有志が自腹をはたいてこのようなステッカーを作るとも思えない。確かこの条例に背いたものに課せる罰金は2万円という高額をおもうと、この「区内禁煙」が事実であれば、任期も少なくなった杉並山田区長体制における行政も、いい加減な条例発布をするものだと思う小生は、罰金対象にはならない愛煙で善良な杉並区区民?そして昨日今日と、10周年を迎える阿佐ヶ谷ジャズストリートの日。杉並以外からやって来るジャズ好きな方々は、こうした区の方針を知っているのであろうか・・・。
特にジャズ好きに愛煙家がおおいという傾向があるような気もする。まさか、禁煙パトロール隊の格好の餌食にはなってはいまいか、ちょいと気にかかるところである。

10月26日(火)

新潟中越地震

【21305】

 あの日は、スティーブン・キング=ジョニー・デップのホラーサスペンス映画「シークレット・ウィンドウ」の上映初日、夕方5時の部を観ようと、吉祥寺まで出かけた。
陰鬱な幕開けで始まった映画は、延々とその調子を整え、観るものの気持ちをますます憂鬱にさせてゆく。その気鬱が頂点に上り始め、こりゃだめだこれからの展開を想像するだに「はぁ〜これ以上我慢できないぞ途中退場しようか」と逡巡していると、ビル全体がぐらりと揺れた。ドキッとしながらも、あららそんな効果を使ってまで怯えさせてくれなくてもよいのに、と初手は想像するも・・・その揺れは紛れもなく地震そのもので、館内3分の2ほどの観客全体を恐怖感に包み込ませるには充分な、効果覿面な演出力であった。
最上階の5階に位置するこの映画館では、地震に凍り付いた観客たちができることと言えば、じっと身を固まらせて、スクリーンに気を紛らわせるほか手はない。のだが、そのような状況で心が縮あがった観客の心をもてあそぶように、スクリーンでは、ジョニー・デップの恐ろしげな目線と、恐怖の映像が。・・・地震が・・・映画が・・うぅ〜怖いのだ。それもよりによって暗がりの椅子に縛り付けられた状況の観客たちに、フェイントをかけながら襲ってくる恐怖の揺れに、どこからか聞こえてくる「オー・マイ・ゴッド!!」。その声に反応するかのように、小生の身近にいたカップルたちの腰も浮き上がるが、為すすべもなくじっと身を固くして、暗澹たる恐怖のスクリーンに気を紛らすのであった。
また、途中退場を考えた映画「シークレット・ウィンドウ」は、一人の客も退場せず、小生もエンドロールまで観た。そして事実確認として生涯記憶に残る映画となったのだ。
「ビルの最上階、暗澹たるサスペンスで進行する暗がりの映画館、頻繁に起きる強度なる地震」小生永らく生きたがこのような恐ろしくも為すすべもない経験をした記憶がない。そして、暗がりの映画館という情報から隔離された場所から解放された以後、奇妙なほどに起こる頻発地震が、新潟中越地震と名づけられた大地震であったことを知るのだった。それを思うと、この新潟中越地震震源地近くにお住みになっている方々のことを思うと「たったあれだけのことであれだけの恐怖」経験の小生は、ひとえに心が痛くなります。
が、いまの小生にできることは・・・と思うとまた「為すこともできない」という言葉だけが浮き上がる。いつか来る身近な天災においても、また無力な小生なのであろうか。

10月22日(金)

ATOM写真倶楽部

【21303】

 小生の旧知で、タイ国をベースキャンプに世界中を飛び回っている,なんとも理解しがたい人生を送っているやつがいる。
そやつが最近その国から、さまざまな情報を送ってくる。それはあくまで個人通信の時もあれば、タイ国のさまざまな出来事を具に伝えてくるときもある。
最近は、見知らぬ国から見知った奴が送ってくる通信のおかげで、タイと言う国が身近になっているのである。今回も記事内容がちょいと面白いのでちょいと紹介しよう・・・。経済ニュース:レギュラー・ガソリン21.59Bに原油値上げにより、タイでも、今年9回目のガソリン値上げ。 ついに、リッター21.59B(約58円)となった。 日本と比べれば、半値とは言え、あいつぐ値上げで、これから、あちこちで、影響が、でてくるのではないだろうか。
社会ニュース:ポン引き教師に懲役50年コンケーン県の中学教師3人が、15〜18歳の少女4人の 売春を斡旋したとして、懲役刑に処せられた。 トライカムウィッタヤ教師に懲役50年、他の2教師に、36年、37年の懲役。
動物のニュース(1)::鳥インフルエンザで、虎が死ぬチョンブリ県のシーラチャ・タイガー・ズーで、 飼育用の餌として、ニワトリを食べていた虎が、鳥インフルエンザで、23頭も死んだ。 ご冥福を祈る。
動物のニュース(2):水牛レース迫る!これまたチョンブリ県の話だが、 毎年恒例の水牛レースが、10月27日、 チョンブリ県庁近辺で、行われる。 同時に、水牛のファンシードレス・コンテスト?も 行われるそうだが、似合う水牛は、いるんだろうか?
今回は、そうした通信の中でもあくまでニュースソース的なものが送られてきた。送られてきたこの文面に表れるコンケーン県、チョンブリ県にあることが浮かんできた。
小生は元来落語好きで、いままでたいそう沢山な落語噺を聞いてきた。なかでもヤカン噺というものがある。いわゆる知ったかぶりで負けず嫌いなご隠居などなどの噺である。
そうしたなかでっちょくちょく、見知らぬ他の国にさも行って来たかのような話を、したがる輩が登場する。いわゆる「講釈師見てきたような嘘をつき」、このやりくちである。そうした講釈師がいかにもありそうな話として語りそうな国の名・・・それが以上の文面に出てくるチョンブリ県なのである。我が国的に思うにいかにも嘘くさそうな名である。だからといって彼から届く通信が与太話であるわけはない。が井の中の蛙が座右の小生としては、見知らぬ異国の名はもっとかっこよい名であってほしいと思う、愚かな小生。

10月20日(水)

ATOM写真倶楽部

【21301】

 今週の月曜日は、ATOM写真倶楽部の定期会合、写真品評会だった。この会も始まってから早いもので、なんとなんと93回を数え、残すところあと7回で100回記念になる。
この日の会合の最中に出た100回記念には何かやろうではないかという提案に「100回記念は海外旅行に行こう、そうだ韓国がいい」と、えらく景気のよい気炎もあがった。
まぁ〜これくらい景気の良い話題があがるのであれば、不景気な話題でくさくさしていた今年の残り少ない月日も、スゥ〜イスイ楽勝で乗り切ってゆく写真仲間たちであろう。 この回の規約のひとつに、作品提出は一人5点という縛りがある。ということは93回の写真会すべて参加しているK子は、恐るべし465点もの作品を提出していることになる。
特に、この会での高位得点者であるK子の写真・・・うぅ〜〜む!これはひとつ、100回記念功労として、彼女の作品集を作ることを考えても良かろうか?とも思うのである。

10月14日(木)

「新宿DIG DUG物語」

【21295】

 うれしいものを貰った。それは、いまある小生の人生を決定づけるべく道を指し示してくれた敬愛すべき人。写真家で新宿のJAZZのお店「DUG」のオーナー中平さんのことをまとめあげた高平哲郎編「新宿DIG DUG物語」中平穂積読本なのだ。おそれおおくも中平さん撮影のジャズメンポストカードに書かれた自筆の、メッセージとサイン付きなのだ。
その本に登場する執筆陣は、日本ジャズシーンにおけるダンモ派勃興期のオールキャストで絢爛豪華。ひっそりとジャズ屋一筋で生きてきた小生には、はなはだまぶしすぎる。
そして、そのきらびやかな方々が発起人となって先月新宿のTOPSで「新宿DIG DUG物語」中平穂積読本出版記念パーティーが開かれた。小生にもパーティーの招待状がきた。が、その招待状に書かれた著名な発起人の名の羅列を一目見て「なぁ〜んだこのメンバーは、こりゃぁ〜とんでもないことになるぞ」と、その場を想像し、たじろぎ恐れをなした。
ひっそり系のジャズ屋のおやじは、常のこうしたハレの舞台から遠ざかってきた。そしてまたこのような素晴らしい招待であるにもかかわらず「行けません」の意思表示なのだ。そこで、久しぶりに小生の座右の銘の登場である・・・・・・・「井の中の蛙大海を知ってどうだというのだ」・・・・・・・(これは哲学である)。


10月9日(土)

トゥ・ブラザーズ

【21286】

 律儀なまでに週末にやって来る雨風には、もぅうんざりなのだ。特に今年は強力台風の当たり年。そして今日も大型台風に直撃され外出もできず家の中に閉じこめられている。 さて今週の劇場での映画鑑賞は、普段なら食指も動かず観に行くこともなかろうと思う「アイ・ロボット」、「トゥ・ブラザーズ」、「ヴァン・ヘルシング」の3本を観た。
なかでも、「トゥ・ブラザーズ」これはよかった。あまりにもよかったので翌日には、腰の重たい我が家の愚妻を、無理矢理引きずり出して吉祥寺まで「トゥ・ブラザーズ」を観に行かせた。ついでに俺はその館の上でやっている「ヴァン・ヘルシング」を観るたが、あまりのくだらなさにがっかりしながらも、下の館で鑑賞中の愚妻との待ち合わせ時間の都合上、最後までやるせない苦痛を味ってしまった。が、観賞後、喫茶店で落ち合った愚妻の「もうぅ〜よかった!」のことばと愚妻の真っ赤に染め上がった鼻の頭に、得心。
とうわけで、最近は誰彼なく「「トゥ・ブラザーズ」。よくできましたのはなまる無条件幸福(これはいつもの誤字ではないのだ)むやみな言葉など陳腐なのだ」と、触れ回っている。昨夜も、嵐をついてやってきた映画業界の強者であり、現在は自己の映画作品の編集中でもある渡辺監督に、「すげぇ〜いい映画なのだ」と臆面もなく蕩々と吹聴。
「トゥ・ブラザーズ」。監督は「愛人/ラマン」「薔薇の名前」「スターリングラード」などで知られるあのジャン・ジャック・アノー。同監督の動物もの映画は数年前に公開された「小熊物語」があったが、これは観ていない。なぜかというと「子供ものと動物ものはどぅもなぁ〜」という映画好きの傾向に、俺もあるからなのだ。しかし・・・
あれはやだこれはだめだという食わず嫌いの輩にによくあることで、食してみれば「アララッこりゃうまい!」てなもので、意外なものに意外な感動をもらう、これが世の常だ。

10月1日(金)

今日の食卓

【21279】

 都民の日。子供の頃、毎年この日のために東京都が発行する記念バッチを買っていた。絵柄は漫画家清水昆の河童の画柄で、そのバッチを持っているとその日一日都電、都バスが無賃乗車できた。また動物園、遊園地などとの公共のものはすべてが無料だったので、そのバッチを持って一日中東京探索をしたものである。
昭和30年当時、少年たちは流行のチロリアンハットにそのバッチを競って飾りあった。なかにはチロリアンハットのぐるりにさまざまなバッチを燦然と輝かせ、胸を張って都内を歩き回っている子もいた。いつの時代も子供たちは差別化という不条理な世界を味あうものなので、俺にとっては、きっとこの時代にコレクターの資質が養われていたのだろう。 都民の日。下町の少年矢野も、多くの子供たちとともにバッチを飾った帽子の頭をグイッと車掌に頭をつきだし、我先にと都電の椅子に陣取り、東京一日冒険の旅に出たものだ。そういえば、中山道の巣鴨でみた花電車はどこのものよりもひときわ目立つ絢爛豪華の花電車で、街道に居並ぶ観客たちからも一斉に拍手があがったことを、思い出した。
それにしても花電車の一言で、ムフッとほくそ笑む男衆のおおいことよ、そんなこんなで、なかなか人前で「花電車」などと大声で口に出すのもはばかれる言葉である。
もとはといえば都電の花電車にしてもそうなのだが、普段は客車として存在しているものが、都民の日。みた目も華やかに色とりどりの造花で飾られた電車が町を走る姿から、これが転じて・・・お○○○で見せるチン芸を「客に観せるだけで乗せないことから・・・このことから「花電車」というのであぁ〜〜る。
さて見せるといえば、昨日の貧食写真にへそをまげた女房殿が、今日の食卓を写真にとれという、どこにでもある日本人の典型的な食卓なのに、うぅ〜ん女心はわからない?