2005年1月

1月26日(水)

一日一善

【21385】

 先日、財布を拾った。中身を見て驚いた・・・その後、その財布の既得権を握ったオレの心の中で、悪魔と天使が変わり番こに出たり引っ込んだりの弥次郎兵衛。人は弱い。
しかし最後に勝ったのはオレのこころの愛しい天使。駅前交番で取得物を提出。若い警官が書類を制作するというので、善人面してしばしのおつき合いをする。
熟練の警官は財布の中身を調べながら「う〜〜ん凄い枚数のカードですなぁ〜」と呻いている。書類係りの警官「取得物は落とし主が現れない場合は半年後にあなたへ・・・その権利はどういたしますか?」。オレ「いらねぇ〜よ」と、どこまでもいい人ぶっている。「それでは@に○をしてください」で、さっさと記入して帰ろうとすると、熟練警官「あぁ〜札の間に宝くじが入っていますね〜、旦那さんこれだけしまってあると言うことは、これ当たり券でしょうねぇ〜金持ちとはこういうもんなんだなぁ!」とまた呻いた。「ゲッツ!ちょっとちょっとそれって権利を破棄したオレがバカみたいじゃないかぁ〜〜!」。どこまでもお人好しを気取っていたオレも「えぇ〜〜それってさっきの書類書き変えようかなぁ〜」と、叫んでしまった。仕事中もそのことが浮かんでは消えるしゃぼんだま。はぁ〜情けなくもため息ばかりが出ることしきりの一日だった。
が、翌日の夕方電話が・・・財布の落とし主が拙宅のチャイムを鳴らした。ドアを開けると立派な形をした紳士とそのご婦人と思われる二人が、素晴らしい笑顔でオレを迎えた。これはお礼の気持ちですと差し出された箱の上には封筒が挟んである。それでは戴きますと頂戴した。そのお礼としていただいたものは高級菓子と現金☆万円・・・・!
小さい頃習字でよく書いた言葉・・・一日一善・・・昔の人は良いことを教えてくれた、良いことをするとこういうかたちで報われる。しかし、金持ちって手合いは鷹揚である!


1月20日(金)

新宿の巻

【21379】

 寒い・・・昨日は大寒だったが以外と暖かかった。しかし今までの暖かい日からすると今日の寒さは、例年通り大寒から立春まではそうとう厳しく寒い日が続きそうだ。
ということで今日はまだ外に一歩も出ていない。ついでに仕事も休んじまおうかと、怠け虫がぞわぞわと這い上がってきそうになるのを、押しのけてしじみの散歩にでかけた。
が、あまりにも寒いのでそそくさと帰宅。寒さにはめっぽう強気しじみが小生を見上げ、不満気で恨めしそうしているが、シカトなのだ。さぁ〜気合いを入れて仕事に行くか。

1月17日(月)

難しければいいってモンじゃないだろう!

【21376】

 先日観た映画「マイ・ボディガード」の原作がA・J・クイネルの「燃える男」と言うことを知った。確か、と思いだし、我が家の書棚を探してみたら、あったので再読した。 いつ頃読んだのかも定かではない集英社文庫、大熊栄訳「燃える男」。序を読み始るも、まるで記憶の他。粗筋の一辺たりとも思い出すことはできないながらも、映画と比較すると、舞台、人物などの設定は変更されているが、かなり忠実に描かれているようだ。しかし読み進むほどに訳者の解釈、言葉使いの面白くなさに、読書のスピードは落ちる一方。ちなみにこの本は冒険小説である。哲学書ではあるまいに、可触的飽食、意識的耽溺、耽溺=ちなみにこの熟語はタンデキと読み=耽溺者(一つのことに夢中になってほかを顧みないこと。多くよくないことに熱中する者)という意味。などなど、訳者の使う言葉の無粋さが露呈。470頁ほどある一冊の本。プロローグから第一部の中程まで読むが、ここで完全休止状態。おかしい、昔読んだ時は面白く読んだはず。さては読解力が落ちたか。気になり書棚を調べてみたらクイネルの本は、この一冊だけだった。ということは小生にとっては苦手な作家か訳者だったのか?。そんなある日、【石原都知事を全国知事会長に要請 「会長をやれって言われりゃ、やぶさかではないけれども、しかしやぶさかだね。たたらを踏まざるを得ない」。要請された石原知事のコメント】。という記事を新聞で読んだ。ようするに「オレの態度は明確にしていない」ということをいっているのだが、こうしたものの言い様をすることによって、他を翻弄し、自己満足的世界に耽る原始日本人。もう〜あんたら偉いのは分かっているのだから、質疑応答くらいもっともっとわかりやすい言葉でやりぁ〜いいじゃない!難しければいいってモンじゃないだろう!と、浅学ながら「燃える男」である小生は怒りながら、漢字を忘れた自分を恥じるのだった。


1月14日(金)

作家

【21376】

 阿佐ヶ谷にゆかりのある作家は新旧世代に渡って綺羅星の如く、である。とくに近年は、直木賞候補、受賞作家が多く輩出されている。
受賞作家では、ねじめ正一、笹倉明、船戸与一、唯川 恵さんなどが、小生の関係店舗の客として来店していただいたことがある。そして昨日は芥川賞、直木賞受賞者の発表の日。受賞の連絡を待つ各賞の候補者たちは、それぞれの場所で、それぞれの心を騒がしていたことだろう。が、昨今、この二賞に対して権威の失墜を語る人たちが多い事は事実。
小生なども、毎年の受賞者の作品を眺めるにつけ、なんだかなぁ〜といった気持ちが優先して、そうした意見に、いかにも左様と、頷くことは・・・たびたびなのである。
しかし今年は、ちょいと違っていた。第132回を数える 直木賞候補のなかに、阿佐ヶ谷の飲み仲間だったが、現在は京都に帰り作家活動をしている通称ヤーケンが、候補者として名を連ねていたからだ。そしてその彼が、昨夜遅く酩酊状態で現れた。開口一番「落ちた」。その後は無言。久しぶりに顔を合わせたお互いの変貌を確認し、さよならをした。
多作家ではない彼は、昨年すでに松本清張賞を受賞している実力派なので、早晩、念願を果たすことだろう・・・と、願わずにはいられない。

1月12日(水)

マイ・ボディガード

【21374】

 平成17年が明けて、あっという間に12日も経ってしまった。七草までのその間を思い出してみたら、土鍋と酒がぼよ〜んと浮かんでくる景色ばかりなのも、なさけない。
ということで、そろそろ今年一年のメリハリをつけようかと腰を上げ、新宿まで映画を観に出かけた。今日の目的は新宿ピカデリーでやっている「
マイ・ボディガード」。
主演はデンゼル・ワシントンと、「アイ・アム・サム」で、思い切り切ない思いにさせられた、めちゃ可愛かったダコタ・ファニング、それと小生、好みの俳優、C・ウォーケン。映画の内容は野暮なので、例によって触れないけれど・・・なぁ〜んと言ってもダコタちゃんのかっ飛びクラスの可愛いらしさ。「幼い顔してその演技ぃ〜〜〜」何という才能。だけどこういう天才児は、得てして長じるにつれ、どうにもならないジャンキーになったりすれっからしな人物に大変貌を遂げたりする。ダコタちゃんファンは、心配なのだ。
そういえば昨年暮れに観た「コラテラル」「ターミナル」が、ジャズをキーワードにした、意外な展開に大喜びしたので、もしかしてこの映画もキーワードにジャズが隠されているのかなと淡い期待をしていたら、劇中ボディーガードのD・ワシントンとダコタちゃんの会話。ダコタ「好きな音楽は?」。ワシントン「音楽は分からない!」で、ザァ〜ン念!帰りにプリンターインクの補充と、光マウスの購入のためさくらやに寄る。新兵器光マウスを買ったのはいいけれど小生には超難解な説明書で、いまだ本棚のお飾り状態。残念!

1月7日(金)

【21375】

 昨年晦日近くに観た映画は、フルCGアニメの「mr.インクディブル」とスピルバーグの「ターミナル」。2作品ともによい出来なので年越し映画鑑賞として、グッドチョイス。さぁ〜今年も今日から仕事始め。その前にモードチェンジのために吉祥寺で・・・あれ、あの映画を・・・を観てこよう。その前にご挨拶・・・・
阿佐ヶ谷不届記にお出でくださるかたがた、東京あど弁舎にお見えになられる、みなみなさまがた・・・今年も宜しくおつきあいのほど宜しくお願いいたします。

1月1日(土)

元旦

【21369】
謹賀新年
  
明けましておめでとうございます 本年もよろしくおねがいいたします
酉が飲む水を酒という・・・ならば酉年の小生は今年も盛大に飲みまくるのです!

  
露の身はこゝかしこにてきえぬともこゝろはおなじ花のうてなぞ
(露の身は ここかしこにて消えぬとも心は同じ華の台(うてな)ぞ」)  法然上人
もろくも 落つる 露の身は。 置き所なき 虫の音 芭蕉