平成18年6月    水無月     2006.6

平成18年6月3日(土)

盗作大賞

【21518日】

 こんなメチャおもしろい人がいるから世の中捨てたものでない。斜に構え視点をかえて見ると、世間は盛者必衰諸行無常の憂いで、俄然退屈な日々が煌めき出すのだ。
●新大久保韓国人留学生ホーム転落女子大生救助劇。赤色嘘顛末!
http://yabumi.jp/acchanpage/cgi-bin/up/down/up2543.mp3
●文化庁 盗作大賞 芸術選奨文部大臣賞受賞を精力的なエネルギーを費やしたサイト 
http://plaza.rakuten.co.jp/maou2006/10000 

平成18年6月5日(火)

太陽 THE SUN

【21520日】

 小生、毎年一年120本の映画鑑賞の負荷をかけている。その間、さまざまな興味の対象との出会いと別れを繰り返しつつ・・・今年も既に半年メに突入してしまった。
なんだかなな〜反省するヒマもなく・・・アズ・タイム・ゴーズ・バイでとっとっとと時間が過ぎてゆく!自分に科した映画鑑賞は、自分自身のマイルストーンなのだ。
ということで今年の映画鑑賞も、今日、極秘?に入手したDVD。ヒトラー、レーニンを描いてきたソクーロフ監督“3部作”の第3部にあたる。イッセー尾形/佐野史郎主演「太陽 THE SUN」を観賞して、
折り返し点の60本になった。
2004年この映画に先駆け監督のソクーロフが、キャスティングなどの予定を組み来日。その間、多忙を極める最中小生の店に常連の知人とロシア人数名でやってきた。
その人物像は、物静かで思慮深そうであった。来店後は最後まで酒も飲まず小生が煎れた日本茶を美味そうに啜りながら言葉少なにカウンターの端に座りつづけていた。
写真を撮っていいかときくと、軽い会釈の後いいよといった気配で頭を軽く振った。後日できあがった写真を見たら、彼一人だけ物静かで重たげな気配に充ち満ちていた。今日観た静かなる男の作品「太陽 THE SUN」は、テーマが天皇ヒロヒトということもあり、期間中製作も極秘裏に進めるられていたり、日本公開は絶対無理だと、危ぶまれていた。が。ソクーロフ監督が案内してくれる世界は、静かさもさて静謐という世界に招き入れてくれる。それは真実からそっと湧き出るユーモアさえもやんわりと押さえこみじっと堪える、そのような静謐の世界だった。ともかく映画を観れば、日本公開は無理であるといったキナ臭お危惧感は払拭され、観るものの心を穏やかさえしてくれる。映画は素晴らしい!ロシア人の映画監督はみな詩人なのだ。
しかししかしですよ・・・小生における昨今の出不精はいったいどうしたことだろう。劇場観賞をモットーにしてきたのに、すっかり自宅型映画鑑賞になってしまったよ。

平成18年6月7日(水)

阿佐谷怪人ぐらいだあ 

【21520日】

 昨日書いた映画日記。劇場観賞を怠る気分が沸々と小生の心の中で沸き出し・・・えいっやと腰を上げ吉祥寺まで「ダ・ヴィンチ・コード」観に行った
メディアが満員満員と騒ぎ立てているの・・・嘘です!でも、ウィークデイの午後で1/2の収客数ならまぁまぁであろう。観客の世代層はまさに老若男女、猛烈過激な宣伝効果であろう。  映画は2時間半、前半は冗漫であくびが出る。謎解きになってからは展開の早さに多少の満足感。しかしこの映画。原作を読んでない人にはかなり説明不足で、わかんねぇ〜だろうな!
カンヌのトム・ハンクスに浴びせたブーイングとは、ちょいと意味合いが違うような気がするが、ともかくトム・ハンクスの持つ線の円いイメージ。サスペンスには不向きでミスキャスト。コーエン兄弟のクライムコメディ「レディ・キラーズ」天才的知能犯“教授”。サム・メンデスの「ロード・トゥ・パーディション」マフィアの幹部。こうした役柄は全く不向きで駄目だ!では誰だったら良かったなどの後付話も・・・あぁ〜もうバチカンとの大騒ぎミステリーの結末までバレバレ・・・。今世紀最大の大作だぁ〜もう本当になにおか言わんや話にならん!

阿佐谷怪人ぐらいだあ (旺文社)という文庫本が1984年に刊行された。昨年亡くなられた漫画家・永島慎二先生が阿佐谷のオマージュとして書いたエッセイだ。俺も文中・似顔のイラストつきで「60年代の空気が残るジャズ喫茶の主人」として登場する。その本が発刊されてから22年たった今日、永島先生の愛娘・史ちゃんから遺品整理中にそのイラストが出てきたので送りますというコメントととも投函されていた。感動で鳥肌が立った。早速お礼の電話した。明日からはパールセンターの画廊喫茶kobuで遺作展が始まる。あさっての6月10日(明後日)は先生の一周忌。来月7月8日は先生の69回目の誕生日。12日には鎌倉瑞泉寺まで墓参に行こうと予定している。(MIXI重複)

平成18年6月8日(木)

遺作展

【21521日】

 小生の購読新聞は朝日新聞。朝、なんだかなぁ〜の記事が続く相変わらずの紙面を繰りながらドキッとした。昨日の日記で書いた永島さんが、にんまりと笑顔を見せて突然現れたからだ。内容は、パールセンターの画廊喫茶kobuで今日から開かれる遺作展のこと。いざ鎌倉。自転車に飛び乗り駆けつけると、小さなスペースの店内は見知らぬ顔の人たちでごったがえしていた。壁面に展示された作品はすべて小品ながら油彩で描かれたピエロの絵。展示開始からまだ数時間というのに数十点の作品全てに赤ピンが刺さっている。さすが・虎は死して皮を残すである。会場にいた愛娘の史ちゃんに「あれだけ残された作品の中でこれだけしか展示しないの」と問うと「遺言で、署名無き作品は全て廃棄せよ」とのこと。凡人は思う。あぁ〜もったいない!

平成18年6月12日(月)

永島先生周忌墓参

【21525日】

  阿佐ヶ谷駅で待ち合わせた4人は久しぶりの仲間。新宿湘南ラインに乗ると一時間。あっという間の鎌倉だ。 駅前から車に乗ること数分、鎌倉アルプスのどん付きに瑞泉寺がある。
ここには高浜虚子、久保田万太郎、川端康成など蒼々たるお歴々たちと共に永島慎二先生が昨年から眠っている。 ちなみに小生の好きな歌人・山崎方代も師の吉野秀雄と共に眠っている。  方代さんは人生を気ままに生きた歌人で鎌倉を住処としこの地で逝く。 手のひらに豆腐をのせていそいそといつもの角をまがりて帰る  
この歌をこのお山の中で朗唱すると心が安らむ。 永島先生に挨拶をする。墓を洗う、周りを掃除する。先客の供花に水を遣る。煙草と線香を添える。自分たちも一緒に煙草を吸う。それからお墓探索をしたり(墓は俳優志村喬)山に端座する素晴らしい墓所を眺望したり・・・・・・・墓参なんてものは何気なくさりげなくすませるものと心得・・・同行4名はすみやかに永島先生に手を合わせ、一周忌の別れを告げた。
鎌倉駅に戻り、小町通りにある小生の大好きな蕎麦屋「な○○○」に同行を案内する。蕎麦を食べている間も終わった後も、そぞろ歩きの最中にも美味かった美味かったの絶賛が心地よい。マジにここの蕎麦は絶品なのだ! だから店名も意地悪く「な○○○」、なんでか教えなたくないのだ。その後、大きな中庭が見渡せる前時代的茶房で同行4名すっかり腰をすえて座談会。  この茶房の女店主、店員みな美人上品ご清潔。いまどき足を棒にして探し回ったところで出会えない。さすがの鎌倉。帰路は江ノ電に乗り湘南海岸を見、藤沢経由湘南ラインで帰宅。眠い!

平成18年6月18日(日)

刈り込み

【21531日】

 わが家の愛犬、その名はしじみ。
隙あらば食い物のありかを探し回り、いつの間にかえらいデブになり、 14kgの体重をもてあましながらの留守番犬。毎晩出かけて行く飼い主を見送りぽつんと夜を送って10年になった。
ということで今日はカミさんからそろそろ毛を刈ったらとの指令が降りたので、今年になってはじめて毛並みを夏仕様にバリカンで刈り込んだ。ついでに刈り込み前後を写真で比べた。
写真を見比らべてください、精悍とまでは言わないがぐっと細めになったしじみの姿は、以外やこんなに細かったのかと飼い主を驚かせる。視線までも鋭く王者ライオンの気配さえある?
デブはやはり暑苦しく鈍くさいのか?俺も痩せようか・・・。

平成18年6月23日(金)

「歌え! ジャニス・ジョプリンのように」

【21535日】

 ジャン・ルイ・トランティニアン。66年 ルルーシュ監督「男と女」の大ヒットで一躍世に名を馳せた彼の代表作。当時の小生は21歳。その40年後、彼を久しぶりに映画の中で見た。
娘で女優のマリー・トランティニアンは4人の違う相手の子がいる。唯一結婚した相手は、彼女
よりひと回りも年下の映画監督サミュエル・ベンシェトリで小説も書く超イケメン男だ。
しかし美男美女の例に漏れず、数年後イケメン男の「愛が冷めて」というコメントで離婚した。離婚後もマリーを主演にしたイケメン男の映画デビュー作品「歌え! ジャニス・ジョプリンのように」に主演させるなど友人として付き合っていた。父親であるトランティニアンが、この映画に重要な役で出ていたのだ。クレジットでは彼の役所も知っていたのだが、とうとう映画のなかでかつての面影をどこに見つけることができなかった。かつてB・バルドーと同棲したり華やかな浮き名を流した続けていた年月は情け容赦もなく人を変貌させてしまった。
・・・月日は百代の過客にして行き交う人も旅人・・・それほど、じいさんになっていた。
この映画に関しては後日談がある。2003年イケメン男からのメールが原因で、マリーは当時つき合っていた恋人との大喧嘩の最中に殴打され、これが原因で不慮の死を遂げてしまった。
元夫とのデビュー映画作品「歌え! ジャニス・・・」を見ず。男親のいないマリーの遺児4人の子供たちはどうしているのだろう。昔遊んだじいさん・・・孫の面倒見てるのだろうか?